１．ＮＩＳＡとはなに？
２．ＮＩＳＡで使える金融商品━とくに投資信託について
３．投資信託の手数料について知ろう
４．銀行などで売っているＮＩＳＡ向け投資信託━その１
５．銀行などで売っているＮＩＳＡ向け投資信託━その２
６．毎月分配型投資信託はここに注意
７．高齢者被害を多発させたノックイン型投資信託
８．比較的透明性の高いＥＴＦ━周知性のある指数を選択
９．私はこんな投資信託がほしい
10. 投資するならまず、株の勉強を
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１．ＮＩＳＡとはなに？
ＮＩＳＡとは税制度━小額投資非課税制度━のことです。金融庁や日本証券業協会
のホームページには、ＮＩＳＡという税制度に関する詳しい説明があります。ＮＩＳＡへ
の関心は非常に高まっており、多くの人がＮＩＳＡの口座を開いています。また金融
機関も顧客獲得のための活動を熱心に繰り広げています。
心配なのは、わけも解るらず、「国のやることだから安心、何かいいこ
とがありそう、参加しないと損」といったムードが広がっていることです
。ＮＩＳＡとは税制度のことですから、例えば、１００万円投資して、５％
の利益、５万円が出たら、その５万円に税金がかからないということで
す。もし利益が出ず、元本１００万円が９０万円に元本割れしたら、恩
恵どころか、大切なお金が１０万円減ってしまって、９０万円になってし
まうのです。
だからまず、ＮＩＳＡの口座を開く前に、自分のお金の性格をチェックしなければなり
ません。１００万円が５０万円になってしまってもいいのか、老後の資金だから
、５０万円になってしまったら、生活できず、大変なことになってしまわないかを。
投資に使う資金というのは、余裕資金であり、極端な場合０になってもいいお金で
す。これが投資の基本です。あくまで、今後の自分の生活を見据え、超低金利でも
いいから元本を守らないといけないか、少し冒険をしてＮＩＳＡに取り組んでみてもい
いかを考えてからにしないといけません。今回はＮＩＳＡのドアーを開ける前に考え
なければいけないこと、注意しなければならないことを書きました。次回は、銀行や
、郵便局や、証券会社で、主としてＮＩＳＡにふさわしい商品として勧められる投資信
託についてです。
