個人向け国債を買うときここに注意！

個人向け国債とは？

　平成１５年３月から発売されている国債で、個人のみが保有できます。正式名称は、「個人向け利付国庫債券」です。１０年満期で半年毎に利子が支払われます。金利は、実勢金利に応じて半年毎に見直しをする変動金利制を採用しています。購入は額面１万円からで、発行から１年経てば、原則いつでも換金できます。

 

買う時注意すべき事

・     平成１５年１月以降に発行される国債はペーパーレス（証券が発行されない）になり、口座で管理されます。したがって、国債専用の口座を開設する必要があります。郵便局は口座管理手数料等かかりませんが、口座管理手数料等を徴収する金融機関もあります。必ず確認しましょう。

・     換金の方法が、市場価格による売却ではなく、買い取り方式になっています。買い取り価格は「額面金額＋経過利子相当額−直前２回分の利子相当額」です。過去に受け取った２回分の利子相当分が差し引かれるので、解約時に元本の全額を入手できるわけではないことに注意しましょう。経過利子とは、利払い日と利払い日の間に売買が行われ場合、売り手が受け取る、最後の利払い日以後売買までの期間の利息をいいます。